稽古場レポート

11月15日(火) 焦げてゆきつき、幕は下りる

こんにちは。
宣伝文筆の真柄です。

Antikame?『つややかに焦げてゆく』無事全公演終演致しました!

ご来場いただいたお客様、
SNSなど色んなところで気にかけていただいた皆様、
SPACE雑遊 様、
俳優の皆様、
スタッフの皆様
作・演出・主宰の吉田さん、
Antikame?様、
ありがとうございました!

ちょっと長いですが、御礼を申し上げます。

■ご来場いただきましたお客様へ

この度は新宿三丁目、SPACE雑遊まで足をお運びいただき、
誠にありがとうございました!
御足元の悪い日もあったかと思います。
重ねて感謝申し上げます。

2時間20分という長丁場をお付き合いいただいた上、
アンケートやSNS上でのご感想も頂戴し、色々拝見させていただきました。
賛否、寛容なものと厳しいもの、どちらのご意見もありがたく、
作・演出の吉田さん、俳優、スタッフの皆にも届いております。

良かった点、課題などを次回以降に繋げられるように
Antikame?は動いていきます。
俳優の皆もそれぞれの場所で再び活動していきます。

各々のフィールドへ何卒ご来場いただけましたら幸いです。

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■俳優の皆様へ

今回の公演、色々と大変だった点が多々あったかと思います。
それらを乗り越えて無事終演まで辿りついた皆様は
本当に素晴らしいと思います。
あまりサポート等ができませんでしたが、
一スタッフとして感謝申し上げます。

のすけ(野田)さん
稽古場から公演に至るまで何度も明るく盛り上げていただきました。

くぅこ(矢内)さん
ストイックに作品に吉田さんに向き合ってくれて、
その姿勢は作品が舞台に上がる原動力となったと思います。

ゆっこ(大塚)さん
演劇に対する熱い気持ちを
稽古から本番の最後の最後まで出し続けていただきました。

檀上さん
Antikame?や吉田さんをよく理解されている中で、
さりげないサポートなど気遣いで支えていただきました。

寺坂さん
中心的な役柄をやってくれて座組の中での癒しでした。

こいけさん
マイペースに全体を見据えながら作品づくりに関わっていただきました。

野津さん
初参加でしたが特に公演が迫った時期から本番にかけてのナーバスな時期に
皆を楽しませてくれて背中を押していただいているようでした。

皆様の今後の活躍を私個人としても、
皆がそれぞれに楽しみにしています!
ありがとうございました!

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■スタッフの皆様へ

スタッフの皆様の尽力がなければ成り立たない公演でした。

舞台監督の丸尾さん
私自身、戯曲セミナーに通っていた頃から考えても、
まさかこういった形で関わるとは思っていませんでした。
お忙しい中、Antikame?を支えていただき、ありがとうございました!

舞台監督の緑さん
丸尾さん不在の際に舞台監督引き受けていただいたり、
仕込みバラシなどでの大変な活躍、本当に助かりました!
遠いところからの助力、ありがとうございました!

制作の石田さん
Antikame?の制作で必要なことを引き受けていただきました。
諸々の調整など大変なところがあったかと思いますが、
淡々とやるべきことを遂行いただいてこの公演をやり通せました。
ありがとうございました!

当日運営の奥田さん
公演中の受付業務、雑務を行っていただきました。
しっかりした仕事ぶりと母のように皆を支えていただき、
とても助かりました。ありがとうございました!

音響の山口さん
Antikame?の作品を深める音楽を作っていただきました。
あの音楽たちはとても印象的で、
観る度に耳で作品を楽しめるなと思っていました。
ありがとうございました!

照明の渡辺さん
Antikame?の世界観に欠かせない光と影を作っていただきました。
ほぼ一人で雑遊全体の照明を担当されるのは大変だったかと思いますが、
作品の中の色んな光と闇が頭にまだ頭に残っています。
ありがとうございました!

映像の米田さん
素晴らしい公演宣伝映像をありがとうございました!
あの映像でお客様の関心を集められたことは
Antikame?にとっても有意義だったと思います!

Web担当の西さん
素敵なサイトをつくっていただきました!
公演中の記録映像の撮影等も行っていただき、
ありがとうございました!

その他お手伝いいただいた皆様、
ありがとうございました!

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■吉田さんへ

この度は『つややかに焦げてゆく』全公演お疲れ様でした。
作品をつくっていく中で色々と苦闘されたかと思います。
そこまでたくさん稽古場に行っていたわけではないので、
全てはわかりませんが、
今回吉田さんが感じたこと、苦闘したこと、
おそらく全てが今後に活きていくと思います。
御自身の想起する作品世界の確立とさらなる飛躍を楽しみにしています!
長文失礼致しました!
またどこかで御目にかかる日まで。


11月11日(金) つややかに幕は開き

Antikame?『つややかに焦げてゆく』初日あけました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

雑遊にとてもシンプルな空間が現れています。
とても静謐な空間になっているかと思います。
染み入るような、息づかいを聴くような。

色んな演劇があります。
東京中で様々なジャンルの演劇が今も上演されておりますが、
今回のAntikame?はこういった形でお届けしております。

Antikame?『つややかに焦げてゆく』 ご感想まとめ
http://togetter.com/li/1047192

14日までSPACE雑遊で上演しております!

お時間ありましたら、是非!


11月9日(水)  出演者インタビュー 第七回

こんにちは。
小屋入り2日目。舞台も出来上がって場当たり、ゲネプロを行います。
明日いよいよ幕が上がります。一同、劇場にてお待ちしております。
インタビューも最後です。7人目は、矢内久美子(g-クラウド)さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

Antikame?の『となりの不可不』に感動して、
 出演されていた檀上さん経由でコンタクトを取って後に知り合いました。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

インドアタイプだと思ったら、意外とアクティブだなと。

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

(自身の役は)かわいそうだな、と。

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

今、不便なので引越ししたいです。
 あとは市原ゾウの国でゾウに乗りたい。(以前、雨で乗れなかったから。)

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

小学1年の時に旅劇団がやって来て、それを最前列で観てもの凄く感動して。
 そして小学校の演劇クラブに入りました。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

真摯であること。

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

時間を気にしないで過ごす、ぼーっとしたりする「時」をつくる。

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
大塚さんから見た「矢内さん」は・・・、

「今夏一緒に旅行したとき、出発までの自由時間、せっせと筋トレをしてらっしゃいました。
  ほんわかして見えて、実はすといっく。ど根性がえる。男前。さばさば。だけど心の根っこは乙女、かと。」

過去にAntikame?で観ていた印象が強かったですが、稽古場でご本人とお会いしたときには、とても演劇に対し真摯であり、ストイックな大人の俳優さんだなという印象を持ちました。私服のファッションが攻めているなと思いました。そんな矢内さんが演じる今作での役どころにもご注目下さい。


11月8日(火)  出演者インタビュー 第六回

こんにちは。
本日いよいよ小屋入りしました!もうなんかあっと言う間ですね!
そうしているうちに、あっと言う間に初日は来る・・・
インタビュー続きまして6人目は、野津 恵さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

ある女優さんから「檀上さんの妹役できると思うんだよね~!」と言われての紹介です。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

クレバーな吉田さんの言ってることになんとなくついていけるようになり、
 自分の脳みその成長を感じています!

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 (自分の役は)なんでもない、ちっぽけな女性です。
 緊張感があるシーンが続くので、息抜きになればいいかなと!

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 しょっちゅうです!
 電車を見れば行き先とは反対方向に乗りたくなるし、
 長距離バスを見れば飛び乗りたいと思います。

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

世捨て人に憧れて。でも俗世の魅力も強すぎて、全然捨てられません!

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 ちゃんと作ったものをお客さんに届けること。・・・農家みたいですね!
 どんな生き方でも楽しめればいいかなと思います!

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

秋ですね、炊きたてつやっつやの新米が美味しい!

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
檀上さんから見た「野津さん」は・・・、

招き猫みたいな(?)

今回の座組でのマスコットのような存在の野津さんです。私は以前のAntikame?に出られている野津さんを観ましたが、やはり愛のある存在感で印象に残っています。ご本人は今作では作品での息抜きを、とおっしゃっていましたが果たしてどんな人物を演じられるのか、楽しみです。


11月7日(月)  出演者インタビュー 第五回

こんにちは。
もう追い込みです。皆さまに披露する形が整っています。
インタビュー続きましては5人目は、野田孝之輔(地下空港)さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

 昨年、今作にも出演している檀上さん演出の作品『他人の目』に出演させて頂いた際に、
 吉田さんがスタッフとして関わっていらっしゃって、知り合いました。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

 この人飯食ってんのかなあ、と以前から心配でしたが、やっぱあんまり食ってないみたいでした。心配です。

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 とても静かで微細な心の機微を繊細な言葉と動きで綿密に描いてる作品だと思います。
 そんな作中でも自分は比較的アッパー気味な役なのですが、その得意なゾーンに安住を許されない、
 瞬き一つとして気を抜けない、挑戦です。

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 役者をやっているからなのか、実は思いのほか日常に満ち足りているからなのか、あまり思う事がないです。

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

 初舞台は、現在は作家をされている当時の演出家さんから
 「居酒屋で一番声がデカかった」と言う理由でオファーを頂きました(ガチ)。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 いい加減で不遜で身勝手で人に迷惑ばかり掛け続けている自分の人生、実は多くの人に支えられ続けて
 テメェの現在があるのだという、至極当然の事に気付かせてくれたのが「俳優」という仕事でした。
 返済出来ず溜まりまくっているこれまでの、これからの恩に報いる為に、この仕事を続けていく所存です。

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

 最近のとは言わず、いつでもPM5時が近付くとチカラがみなぎってくる。
 そんな自分が好きだし、「つややかな」生き方をしていると心から思う。

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
矢内さんから見た「野田さん」は・・・、

 「一緒にいるとテンションの高さでクスっとしてプラスの意味で元気をもらっている、気分を上げてくれる。
 今夏、旅行に行ったときに変態だなと思いました(笑)」

初めから座組のムードメーカーとして稽古場の雰囲気を牽引してくれています。関西出身であるからというのもありますが、一方でとても物腰がやわらかかったり、気遣いもしてくれたりと大人な面も。そんな野田さんはAntikame?初参加でどんな役として作品に関わるのか。お楽しみに。


11月6日(日)  出演者インタビュー 第四回

こんにちは。
いよいよ今週となりました。諸々スタッフも準備を進めています。
インタビュー続きましては4人目は、寺坂光恵さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

 宣伝文筆の真柄さんの作品に出たのを観に来てくれて知り合いました。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

 昨年出演したときの稽古では吉田さんはチップスターをよく食べていたが、今回は見られていないのでどこにいったのか、「チップスターの行方」が気になってます。

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 「ビニール風船」みたいな。作品のイメージとして「割れそうで割れない」、
 自分の役については「包み込むような」というものがあったので。

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 何もかも嫌になったとき。

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

 昔に観た映画「花より男子」に出ていた内田有紀さんの「鼻の頭の絆創膏」姿が印象的で、憧れがあったから。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 大事にしているのは音楽(役柄のイメージに合わせたり)と活字(台本以外の余計なものは入れない)。
 目標は、自分のドンピシャなものに出逢うこと

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

 音楽(バンドとかダンスとか)など演劇以外のものをやりたい。

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
野田さんから見た「寺坂さん」は・・・、
 「何処でも寝れる。ふわふわしている様でしっかりとした自分の芯と言葉を持ち、実はちゃんと地に足がついてる。でも鳥が好き。そしていくらでも寝ていられる。きっと。」

先にもありました通り、私と一緒に舞台をやってくれた寺坂さんを、吉田さんが気に入ってくれて、前作『かみにフレる』に出演したという経緯があります。吉田さんが描く作品での彼女は今度はどのようになっているのかをお楽しみに。


11月5日(土)  出演者インタビュー 第三回

こんにちは。
稽古も完成形が見えて、そこを目指してガシガシ進んでいます。
インタビュー続きましては3人目は、檀上太郎(g-クラウド)さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

 2012年、6人の劇作家によるコントユニット6L工場で知り合った。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

 回を重ねるごとに、脱稿が遅くなっている、、、(笑)

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 今のところ分かることは、一郎(自身の役)はとにかく暗い(笑)

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 (日常と非日常の)境目やイメージがないから、あんまりないかも。

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

 高校で演劇部に入って始めた。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 その時の作品・場所・人・物とのアンサンブルとその中での自在さ。

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

 カレーをスパイスから作る(笑)

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
寺坂さんから見た「檀上さん」は・・・、
 「いつも話をちゃんと聞いてくれて、とっても嬉しい。うんうんって。困った時はちゃんと困った空気が出てる所も嬉しい。空気感がおっとりどっしり。本当は底で何を思ってるのか知りたいけどやっぱ知らないでおこー。スマホカバーが赤色(2016.10 現在)」

Antikame?に欠かすことのできない俳優さんです。吉田さんを知り尽くしているので、吉田さんがやろうとしていることを一番体現していけるのではないかなと思っています。檀上さんの持つ魅力が今作ではどのように舞台上に立ちあがってゆくのか、ご期待下さい!


11月4日(金)  出演者インタビュー 第二回

こんにちは。
幕開けまで一週間を切りました。日々迫ってきています。
インタビュー続きましては2人目は、こいけさんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

 昨年、高田馬場で吉田さんと出会い「死んでいるビール」について教えて頂きました。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

 出会った頃より、吉田さんの声が聞こえるようになりました。

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 「外灯(のような)」(作品と自身の役のイメージとして)

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 人混みの中(が嫌いなのでそこから抜け出したいです。)

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

 まだ自分では「俳優」に成れているとは思ってないので、これからです。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 共有(色んな人と関わって意識を共有したり・・・)すること。

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

 ひとりステーキ

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
野津さんから見た「こいけ」さんは・・・、
 「ミステリアスなクールビューティー・・・だと思ってましたが実は違いました!」

私自身も彼女と一緒に作品を作ったことがありますが、とにかく一言では表わしづらい、言語感覚派なイメージの俳優です。天然っぽく、でも根は結構しっかりされています。今作では果たしてどんな「こいけ」さんが観れるのでしょうか。楽しみです。


11月3日(木)  出演者インタビュー 第一回

こんにちは。もうあっという間に11月ですね。
宣伝文筆の真柄です。
11月となったら、あっという間に本番ですから、
作品はガシガシ作りあがっています。

そんな中で、今回は出演する俳優の皆さんについて
色々とインタビューを行いました。順次ご紹介したいと思います。
各個人のプロフィールについては、特設サイトの出演者ページ内
http://antikame.main.jp/tsuyayakanikogeteyuku/cast/)にもありますが、
それよりももう少し深いところを色々と聞いてみました。
まずインタビュー1人目は、大塚由祈子さんです。

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1、Antikame?または吉田さんとの出会いについて教えて下さい。

 今年の春に檀上さん・野田さんと共演していた、地下空港『赤い竜と土の旅人』を吉田さんが観に来てくださいまして。その後、吉田さん演出の芝居を観に行って、とてもステキだったので次回公演出たいです!とお願いしたら、その場で即決で今回の出演が決まりました。わーい。

2、稽古を重ねてAntikame?や吉田さんの印象がどのように変化したか、また他に新たに気付いたことがあったら教えて下さい。

 最近、吉田さんが音フェチだってことがわかってきました(笑)音で空間にどう影響を与えるのか、こだわり強め。耳良さげ。どうやら甘いものも好きめ。ツボに入るとひき笑いで笑い上戸め。

3、『つややかに焦げてゆく』の作品全体、また自身の役についての印象を教えて下さい。

 人生の中でぶち当たる様々な問題を前に、十人十色ブスブスとくすぶっている不器用な人物たちが、とても愛おしい作品だなあ、と。私の役は…甘えん坊、ですかね。だけど、どうしようもなく立ち上がれないほどのドン底を味わったことのある皆さまに、少しでも共感してもらえたらいいな、なんて願いつつ。

4、あなたにとっての「日常から抜け出してみたいと思ったこと」を教えて下さい。

 ある朝、あまりの満員電車の満員具合に、9と4分の3番線(byハリーポッター)に通じてる壁はどこだったかしら、と現実逃避しつつ、電車を1本見送りました。

5、俳優を始めたきっかけを教えて下さい。

 小5のときに参加した千葉市民ミュージカル。その後、演出の方が主宰してる子どもミュージカル劇団に入団して、ふと気づいたら今に至っちゃってます。

6、俳優をやる上で大事にしていることやこれから先の目標(または夢)を教えて下さい。

 舞台上に一緒にいる人たちのために、自分ができる最大限のことをやれる俳優でありたいなあああ、と思ってます。今後、自分でプロデュース公演を企画して、一人芝居とか二人芝居とか少人数の戯曲をやってみたいな、と。

7、最近のあなたの「つややかな」生きかたを教えてください。

 最近、月に2回美容院へ行ってます。インフェノム、リンケージ、ハホニコ、ケラスターゼ!

8、私は見た → あの人ってこんな人(俳優)?
こいけさんから見た「大塚さん」は・・・、
 「薬づけ(よく薬を飲んでます。)」

積極的なイメージの大塚さん、端々で垣間見える演劇に対する思いの熱さを感じながら、役と作品を作られています。稽古場に行く度に、その姿勢にとても刺激を受けています。今作をどのように彼女が織り成していくのか、ご期待下さい。


10月22日(土)  「演技の奥深さ」

つややかに 三頁 (著述 by 真柄茂和)

こんにちは。

最近、略語でPPAPなるものが取り沙汰されていまして、
なんとなく頭の中で受け流していたのですが、
ネット界隈の話題がテレビを通っていくと
いよいよ認知が世間の空気を変えていくなと
そう思っておるこの頃です。

動画だったんですね。宣伝文筆の真柄です。

前置きが長くなりましたが、
今回は、「演技の奥深さ」について。
ちょっと外れるかもしれませんが、
俳優をやったことない身からの所感を記したいと思います。

演劇は、基本的に俳優が異なる人格を演じるため、
そこに演技というものを介する必要があります。
(中には素の俳優自身を求めるものもありますが)

その演技というものは本当に奥が深いです。
まずわかっていることといえば、答えがないです。
これはほぼ演劇全体に通じるのではないでしょうか。

答えがない中で、
その作品の、またはその役柄の、
最適な解を探す、見つける、導き出す…等々が求められる。

ここで関係ないと思われた前置きに戻ります。

ここ数年で、ネットが普及し、利用する環境やツールも発達し、情報を調べたり、閲覧しやすくなりました。
これについては長短、利点や弊害など色々あります。

他にも本や映画をはじめありとあらゆるものを
演技を作っていく材料とします。

ネットは広大です。現代では情報の海とも例えられるくらい。
そのため真実も嘘もたくさんあります。
その中から求めているものを「検索」する能力が求められる、
のが現代の生き方だというのを以前本で読んだことがあります。

生きている間に直接会える人が限られているのと同じく、
目にするものや体験すること、知識として得るものも限られています。
全部と言うのは難しい。

演劇は、カメラで撮って残さないと存在が残らない芸術です。
そのため、観ることなく終わって行く演劇はたくさんあります。

私自身も演劇をよく観ますが、それでも全部は観れません。
観ないうちに知らないうちに終わり無くなる公演はたくさんあります。

そのため、必然でも偶然でも劇場で出会えたお客様に向かって
何かをアピールしたい、伝えたい、表現したいとなると、
俳優は本当に色んな事を考え、試していきます。

普段、多くの人が生きている中で気にも留めないことを
気を留めていく。向き合っていく。
その作業と言うのが俳優の演技の奥深さの基本の一つでもあり、
一個人として人間としての何かを高める、得る、深めることにも
繋がっているのでないかと思います。

私個人としては、その段階で柔軟に考えていけるほど
変化していき、より新しい何かが生まれやすいと思っています。

そんな俳優たちの作業を傍らで見ている身の私は、
PPAPの動画を見ていますが、これが役立つ日は来るのか。

—————————「次回投稿予告日:10月27日?」


10月13日(木)  「生みと。」

つややかに 二頁 (著述 by 真柄茂和)

 

こんにちは、または、こんばんは、それとも、おはようございます。
全世界、全方位に向けて、ご挨拶致します。

宣伝文筆の真柄(曲がり角ランデブー)です。

Antikame?『つややかに焦げてゆく』、
稽古の方は進んでいます。
少しずつ、それとなく
作品の形が見え隠れし始めているのではないかと。

今回は作品を生み出すことについて。

生みの苦しみ、というのはどこにでもあるもので。
私自身もこれまでに何度か劇作や演出を行ってきた中で、
どちらについても苦しみを味わった経験はあります。

大御所の方、プロの方、アマチュア?の方、
(プロの定義はそれだけで時間と文字数を要するのでここでは割愛)
才能のあり・なし、
経験の豊富さ等に関わらず、
誰にでもあると思います。

果ては演劇に限らずとも、
仕事やその他の場面で何かを作る、何かをやるとき
そういった場面で思考を巡らせ、
「時には自分にない範疇の能力を求められたりして、
四苦八苦することは誰にでもあると思います。

その辛さをお伝えして同情(≒同調)していただこうとか、
現状を理解してもらおうとかそういうことではありません(笑)

結局はそれら苦難を、
乗り越えるのか、
解消するのか、
ぶち破るのか、
はたまた無視していくのか、
作り手が考え選択するやりとりの結果として出来上がったものが
演劇で言うならば作品として
皆さまの前に立ち現れるものだと思っています。

それがどのような作品になり、
少しでも皆様の前で何かを伝える、残すものができるかもしれない、
そういったことも考えながら
今、色々とやっているというわけでございます。

劇場でそれを観ていただけたら幸いです。
—————————「次回投稿予告日:10月20日?」


10月09日(日) 文筆担当よりご挨拶!

つややかに 一頁 (著述 by 真柄茂和)

 

 

こんにちは。

この文章を書いている私は、創作ユニット・曲がり角ランデブーをやっています真柄(まがら)と申します。

今回、Antikame?公演『つややかに焦げてゆく』で宣伝文筆を担当させてもらっています。

宣伝文筆とは、何か?

大まかには主にSNSなどを通じ、Antikame?公演『つややかに焦げてゆく』を宣伝するための文章を構成する役割…です。
ええ、たぶん。

実態は
はっきりとこれをやらなくてはならない!
ということもなく
今公演とAntikame?を世の中に広めるため、
ペンを以って活動するのを主にしてます。

きっかけは
2年ほど前に主宰の吉田康一さんと日本劇作家協会を通じて出会ったこと。
それ以来、
自分自身も演劇を上演する立場になり、
縁が新しい縁となって何気なく繋がっていき、
今回、Antikame?(アンチカメ)と関わることに相成りました。

これまで三度上演を行いましたが、演劇を興すことは本当に大変です。仕事以上に大変な(⁉)面もあります。
その実情はさて置いても、
演劇が魅力的であることを伝えたい
という思いはあり、
この『つややかに焦げてゆく』が
創り出される過程をつぶさに書き起こしながら、
Antikame?、作品、俳優、劇作家・演出家、
スタッフの魅力と演劇の魅力の一端を
伝えられたらと思います。