主催公演/カンテン「The Foundations」
この公演では、劇場を複数の劇団でシェアして上演します。
参加団体には、座・高円寺1の劇場空間をほぼNUDEな形、
いわば更地の空間に、チャレンジしたい作品を上演してもらいます。
幅・奥・高さともに広大で特殊な座・高円寺1の劇場空間に対して、
どんな演出的発想や手法を持ち込んでドラマを立ち上げるか。
この「挑戦」の姿をお楽しみください。
エンプティ―な空間は、演劇を構築するいちばん豊かな「素地」と捉え、
劇世界の本体の豊かさと面白さを「発見」することを期して臨みます。
果敢に取り組む劇団たちのアプローチや挑戦への
「観点」を併せもって鑑賞くださると幸いです。
劇世界の見応えが味わえる作品群をお届けします。
―――吉田康一 Antikame?(座・高円寺フリーマガジン30号)
人生にナニ起こるかわからないもんだなぁって、ここに集ったみんなは思っただろうと思います。不意うちすぎる不意打ちだったろう。ぼく自身もこんなことが起こるんだなとは思ってもみなかったです。じぶんの作品をしないのに主催公演って(笑)。だけど、今年後半がこんなふうになるだろうってことを、しいたけ占いさんが予見していたから、しいたけ占いまじスゴイなっ。
集っただれもが、ありえない時期に、思いがけない不意打ちをくらったわけですが、でも、ここはみんながやってみたい劇場なんだなって改めて思いました。レギュレーションは設けるものの、この劇場でやってみたいことを存分にやってもらい、やり切ろうとする姿や姿勢、四苦八苦あっても、やり切った作品を客席に提供したい、これがぼくのいま望むことです。
Antikame?の姿は、いったん、一時的に、カンテンという。無色透明で味のあるのかないのかわからない、いや、味はある、味気なさにも味というものはある、ということにしておきたい、しばらくカンテンします。
◆カンテン 公式サイト