映像/『Persona』オンデマンド開始…

『Persona』の販売&レンタルをⅤimeoにて開始しました。


【販売&レンタル】

こちらをクリックしてください ☞ 

https://vimeo.com/ondemand/antikame0002?ref=tw-share

 

6人の男女のうちがわ、嘘のなかに隠された本心。

発せられた言葉たちを受け取る側の、ほんのわずか滲み出る瞳の動揺。

生の芝居を切り取って映像とすることで、瞬き一つたりとも目が離せなくなる……

映像眼を効かせ、計算されつくされた視覚的もにこだわり抜いた本作品は、

じわじわと心のひだへと訴えかけてきます。


 

初めて『Persona』を観るヒト、

劇場で観て、登場人物の表情に新たな発見をするヒト、

演劇であって映画のようでもある……

『Persona』の耽美な世界を、どうぞ心ゆくまでお楽しみください。

 

 


▼出演

日野あかり

俊 えり

大塚由祈子(アマヤドリ)

青澤佑樹

高橋壮志

新納だい(今井事務所)

▼作・演出 : 吉田康一

▼音楽・サウンドデザイン・音響 : 山口 紘

▼撮影:米田浩章

▼配信:吉田雅人

▼監督:吉田康一

 


♦︎コメント>動画として作品を発信するにあたり

 

作品そのものを鑑賞したいと思う方々には、以下はとかく余計はおしゃべりにすぎないのかもしれませんが…。でも言いたい、伝えたい。

「そこに映って見えているものと、見えているそのものを見せているもの。この両者を堪能してくださるとうれしいです」。

生配信では目の前の舞台をカメラで如何様に切り取ってゆきつないでゆくか。とうぜんこだわっていました。また、とうぜん、ある程度のクオリティーで届けたいと思っていました。今回、生配信での映像をさほど再編集していませんが、ここの動画にて上演作品『Persona』で目指したいと思っていたカタチの形成に到達しています。余計なことを云えば、舞台空間への視覚を限定的にして、そして映像的に捉えてゆく眼差しに関しては、おそらく不得意ではないと思っています。そしておそらく、これほどまで舞台を映像的に表現できる技術は、なかなかマネできないのでは、とも思います。

 

 

でも、とはいえ、舞台上で起きていることを、これほどまで映画表現的に切り取ってゆくこと自体が、はたして舞台配信において必要なのかしら。そうじゃないと思われるヒトが多くいるかもしれません。舞台空間の使い方を提示するショットをここでは極端に控えていますし、演劇の映像としてはものすごく監督術が入り込んでいるため、客席でみているような見え方がこの映像版にはあんまりありません。でも、作品の世界を、じぶんの眼差しなり視覚的な見え方で結晶化させたいと思うのです。と、このような仕上がりになります、ぼくの場合は。

 

 

今回、販売とレンタルを行う動画の、一部分は生配信でのスイッチング処理を再編集した箇所があるものの、舞台版の延長線上に、この映像版『Persona』が位置します。舞台Personaと映像Personaは、別ものでもナイです。見え方、見せ方、そして眼差しについて。ここの観点が絞り込まれています。カメラ越しのやりとりに対して、カメラを用いて相手を眼差しながら愛ざしたりウソをついていたり。そういった行為を、コチラが今度は3つの視座から静観してゆく。そんな映像作品として『Persona』になっていると思われます。フレーミングのまさぐりから、カットバック、さらにはピン送りなど。個人的なことを云えば、わりと学生時代のじぶんの手法の一端を垣間見せてゆくような具合でした。もちろん生で目の前で起きている行為を切り取っていく行為ゆえ、ショットひとつひとつのフレーミングにおける被写体と空間との比率なり、レンズの選択など、ほんとうの映画的な表現手法のところまでは(舞台を撮影する限りは)映像に定着できにくいのですが。

劇場で観覧されたお客様には、舞台上での行為における「画」のアンサーが、この動画に多く発見されてゆく「気づき」があるかと思います。

上述のように、表現手法を映像でもみせてゆくならば、その表現の仕方にはクチうるさいタイプかもしれません。ですがAntikame? 過去上演作品の映像版でもみられるような、じぶんたちなりの基準は、たとえ生配信であったとしても、表現化させてゆきたいと思っています。

余談ですが、この映像版『Persona』は、撮影機材・配信機材はぜんぶ自前のものたちですし、カメラ台数6台に対して、カメラマンひとりです。なのに到底ひとりとは思えない動きをみせていて、意図的に狙ったショットで狙えているほうだと思います。舞台上の行為も、映像での表現でも、どちらもおなじく、意図された表現です。この意図性をどうか味わってください。

記 吉田康一 

 

 

▼スタッフ

作曲・サウンドデザイン・音響:山口 紘

 

照明:渡辺隆行

演出助手:吉田雅人

舞台監督:横山朋也

ドラマターグ:丸尾 聡

映像・配信:米田浩章 吉田雅人

Web:田中寛人

宣伝文筆:真柄茂和

当日運営:奥田英子

当日スタッフ:内海詩野 杉原敏行 松本悠

制作:藤﨑麻里

協力:

アマヤドリ / アール・クルー / 今井事務所 / #家で出来る演劇 / 演劇ユニットG.com / 演劇ネットワーク@丸尾 / 演劇設計局コミュニケ / 演劇集団 壺会 / 演劇ユニット百酔Sya / 劇団きのこ牛乳 / singing dog / speech / 青春事情 / ユニークポイント / 西 有志郎 / 松本 悠 / 杉原敏行 / 池林坊 / 太田篤哉

 

企画・製作:Antikame?

 

▼劇場 雑遊

 

 

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※なお、動画の予告編は本編から引用したものではございません。なんだか奇妙な予告が流れます。が、ゆるいおじさんの登場とともに、『Persona』舞台裏の様子もどうぞご覧ください。