初試み! オープンワークショップ

 

初めてAntikame? のワークショップをオープンすることにしました。出演キャストさんたちに「クローズしておくのは勿体ない」とそそのかされましたのを、ヨシダがまるっとマに受け止めてみまして、オープンする運びとなりました。こんかいのワークショップだけでいろんなことを詰め込むことはできませんから、「序」編と名付けてワークショップコンテンツを用意し、広く募集してみたいと思います。

 

▽▽▽▽▽

日時:4月30日(祝) 16:15~21:30

場所:高円寺 (JR『高円寺』駅より徒歩5分程の公共施設にて)

定員:8名

対象:俳優

参加費:¥1,500

 

申込開始:2018年4月13日(金)0:00〜

申込先:antikame@gmail.com(藤崎)

締切:定員に達し次第終了します。満たない場合は4月25日(水)23:59とします。

>>>定刻が過ぎましたので応募を締め切りました。

 

 

<お申し込み時のお願い事>

・パートナーを組んでのワークショップとなりますので、当日に確実に参加できることを条件とさせていただきます。

・ワークショップ当日は、怪我のないよう動きやすい格好の準備をお願いします。

・ワークショップ中の写真・動画の撮影および録音はご遠慮ください。
・お申込み時の必要事項は正確にご記入ください。
・お申込み時にお預かりした個人情報は今回限りの利用ですのでご安心ください。

・ワークショップ中に他の参加者への迷惑行為などがあった場合はやむなくご退出いただく場合があります。

 

△△△△△

 

ご案内にかえて: 「序:スタンダード」

演劇の小劇場において俳優さんは、出演する演劇団体ごとにオーダーされ求められる演技が異なっているかと思います。これはシンプルに云えば、演劇の標準や基準とおぼしき共通のモノサシが明瞭でない上に、演出家の志す演劇観や芝居観がそれぞれ異なっており、そして演出家とはいわばオリジナリティーを追求してゆく職能がゆえと思われます。では俳優さんは、技術職でありかつ個性を伴いながら創造的な仕事を行うものでしょうが、各団体の稽古場では演出家の求めてくる演技や表現の趣向をなんとか掴まえ得るよう、共通言語的なタームやイメージを見出していることに苦心したりしなかったりしてるかと思います。現在の小劇場では、多くの劇団において作・演出を同一人物が兼ねているコトにまつわるプラスマイナスの、マイナス面の方面がとくに懸念されたりしているようでもありますが、Antikame? はとくにクセの強いほうですから、極端な個性のほうに属してしまうかと思われますため、こんかいのワークショップでは、まずは「序」編と称してみまして、どこの現場でも通用するだろう演技のスタンダートが如何なるものかをシンプルにして提示してゆきます。「聞く、語る、視る」を主軸に、おだやかに実践展開してゆこうと思っています。これを参加者に持ち帰っていただき、それぞれの現場でご活用いただけるような、また、よりよき演技につながるだろうプラス面をお渡しでき得るような「場」「機会」として提供したいと考えており、なお、これを踏まえた「理解」の先で、Antikame? の特徴としているような独特の口語の調べをはじめ、ひとり4分30秒以上の独特な長せりふを話すテイストに触れてゆく機会をも設けたいとも思っています、が、まずは4月のこんかいの「序:スタンダード」に参加してくださる俳優さんが、ほんのちょっとでないことを願いたい……。ビクビクしながら、みなさまからの応募、こころよりお待ちしております。

 ※少しややこしいことを申し上げると、数多ある劇団と、そして演劇を嗜む人々が多く存在する社会において、だれかれにとってもスタンダートと呼べるような基準を打ち立てることは矛盾を孕んでいるんじゃないの?と考える方がいらっしゃるかと思われます。ですので、あえて前置詞をおいて、仮設定のスタンダート、というような具合に「スタンダート(仮設)」と名付けた方が、誤解が少ないかもしれません。ですが、たぶん、こんかいのワークショップで提示を考えていることがらは、おそらく多くの俳優さんが標榜したいだろう、演技におけるスタンダートになり得るものと思っています。多数派支持を求めるわけではありません、が、せめて、どうかフィクション度の低い演技の体現を望む俳優さん演出家さんが多いことを願いたいと思ってます。

 

Antikame? 吉田康一 2018年4月6日(金)

 

 

 

Antikame? WS 仔細チラシ ダウンロード